マンネンタケ(霊芝)
古代中国では不老長寿の薬。抗がん作用の働きも。
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タマチョレイタケ科 マンネンタケ属 / 別名・和名:霊芝、サルノコシカケ、万年茸
発生場所:マンネンタケは広葉樹の切り株や根の付近に発生
季節:夏~秋 / おいしさ度:0
マンネンタケは中国ではおめでたいキノコとされ、乾燥してから磨いて装飾品に使われたり、不老長寿の万能薬として重宝されてきました。
マンネンタケの傘は直径が5~20cmほどの大きさで、幼い時は淡い黄白色で成長すると黄褐色~暗褐色に変化します。また、傘のフチの色は白っぽくなっていることがあります。
内部はコルクのような質感で形は半円形または不定形です。地表面には中心部から周辺部へかけて放射状に浅い溝のような形でくぼんでいます。
傘の裏側は白色または淡い黄色でヒダのようなものはなく平滑です。
マンネンタケのツカの長さは3~15cm程度で、いくつかに枝分かれしていることもあります。表面には光沢が見られます。傘と同様に肉質はコルクのような感触で、傘よりもしっかりしていて少し硬くなっています。硬くて苦味があるので食用には適していません。
近年、含有成分のβ-グルカン(ベータグルカン)に免疫力向上作用や抗ガン作用があるとして注目されています。マウスを用いた試験では、ガンが縮小したとの報告も多数あるようです。