きのこ狩りの注意点

天気のよい休日、周辺の野山にハイキングを兼ねてきのこ狩りに出かけるのもよいでしょう。きのこ狩りは誰でも気軽に楽しむことができ、また、新鮮な空気に包まれる森や林の中を歩くと、心も体もリフレッシュされるでしょう。ただし、自然を相手にする以上、マナーや注意すべきことが存在しますので、以下に注意点を簡単に紹介します。

きのこの事典/図鑑

禁止されている場所には入らない

基本的にきのこが生えている山でも、「国立公園」「国定公園」「自然保護区」「都道府県の自然公園」ではきのこの採取は禁止されています。最近は山の奥地まで林道が延び、マイカーで山の深くまでキノコ狩りに行けるようになりました。しかし、ほぼ全ての山は所有者や管理者がいるので、きのこ狩りの許可を得るなどしてトラブルにならないよう気をつけましょう。なお、「国有林」は比較的きのこ狩りに向いているといえるでしょう。

森や山を荒らさない・ゴミは持ち帰る

きのこの本体は地下の菌糸です。地上のきのこを採取しても、地下の菌糸にはほとんど影響はないといわれています。地上のきのこを採ったら、地下の菌糸を傷つけないように掘った土は戻して、はいだ落ち葉はかぶせておきましょう。コケははがさない、樹皮をはがすのも最小限にしましょう。

また、プラチックやビニールなどの自然に分解されないゴミはもちろん、生ゴミなどのやがて土になるゴミに関しても捨てるのはマナー違反です。特別な事情がない限り、ゴミは全て持ち帰るようにしましょう。「立つ鳥後を濁さず」の心がけで、森や山を荒らさず、来た時と似たような状態で帰るようにしたいものです。

また、森や山は野生生物の棲家でもあります。キノコ狩りの際はクマやイノシシ、鹿などにも注意を払いつつ、動物たちの環境を守ることも忘れずにいたいものです。

そして当然ながらタバコのポイ捨ては厳禁です。山火事の危険性がありますし、タバコのフィルターは分解されずに長い期間残るため環境破壊につながります。

キノコ 自然 

採るのは食べる分だけ。怪しいキノコは採らない・持ち帰らない

きのこを味わって楽しんだり種類を覚えるのはよいのですが、たくさんのきのこが出ていたとしても、採るのは食ベられる量だけにしましょう。また、土を堀り起こし、地面に頭を出していない幼いものまで探すのは控えましよう。木の皮ごとや、小さいものまで手当たり次第に採ってしまうと、次からキノコが出なくってしまいます。

食べられるきのこでも、古いものはカビやバクテリアが繁殖していて中毒の原因になるかもしれません。 また虫食いの激しいものも採るのをやめておきましょう。食用のものに似ているが怪しいものは採らないという憤重さも大切です。

また、きのこの中にはベテランの方や専門家でも種類の判別が難しいものがあります。特に初心者の方は経験者やガイドの方と同行するのがベターです。経験者の意見をしっかりと聞いて、絶対に自己判断でキノコを口にしないように注意して下さい。

採取の仕方とキノコ探しのポイント

地面に生えているキノコは、ツカを持って左右に揺さぶりながら引き抜くと簡单に抜けます。根が深く硬いものは、根元に指を入れ起こすようにします。

また、キノコは一般的に太陽光線が適度に入る東南向きで、水はけのよい場所に多く発生します。具体的なエリアとしては、観光地の登山道や遊歩道沿い、森を開いて作った林道の脇や小川の土手、河川堤防の雑木林、高速道路サービスエリアの植林地、地方の公園などがいいでしょう。

一度行ってあまり採れないと、二度と同じ場所に行かないという人もいるようですが、目星をつけた場所に何度も足を運ぶと、面白い発見があることでしょう。「きのこのある場所はたとえ親子でも教えない」というほどです。ある程度の経験を詰めば、あなただけのポイントが見つけられるかもしれません。

きのこ狩りの注意点

現場での仕分けと持ち帰り

採ったキノコは現場で仕分けをしておきましょう。土まみれになっていたら掃除します。カビの生えたものが混ざっていると、他のきのこもカビてしまうため注意して取り除きます。毒きのこが混ざっていないかもチェックします。帰ったらすぐに調理にとりかかることができるように、できるだけきれいにして持ち帰りましょう。

きのこは蒸れやすく壊れやすいものです。力ゴなどを使用し、ていねいに持ち帰りましょう。ポリ袋などに色々な種類を混ぜて入れてしまうと、中で蒸れて壊れ、どれがどのきのこのものかわからなくなってしまいます。できれば隙間の開いたカゴのようなもので持ち帰りたいところです。これは、隙間があり通気のよいカゴであれば、中のキノコの胞子を森や山に返すことができるためです。

道に迷わないように

毎年のようにきのこ狩りに来て道に迷い地元レスキュー隊に救助されるケースが見受けられます。きのこ狩りは森林内の道のないような場所に入ることが多いため、方角をしっかり意識していないと道に迷う危険性があります。また、たくさんのきのこを採ることに夢中になっていると更に道に迷う危険性が高くなります。磁石などを持参し、森や山の中では必ず地形を確認しながら歩くようにします。

また、初心者の方は一人で行動せずに、できれば複数の人と行動をともにするように心がけましょう。

なお、それでも道に迷った場合は来た道を戻るようにし、霧や雨などで視界が悪くなって来た道すら分からないという状況になった場合は下手に動かず、状況が良くなるのをじっと待ちましょう。迷った時には冷静さを保つことも重要です。

きのこ狩り

きのこは生で食べない。食べすぎにも注意

きのこにはシアンなどを含む種もあるので、加熱して食べることが原則です。また、古くなると雑菌が繁殖するので、生鮮食料品であることを肝に銘じて新鮮なうちに食べましょう。

また、きのこは消化がよい食べ物とは言えません。たとえ毒キノコでなくても、体質や体調によっては具合が悪くなる場合もあるので、一度に大量に食べることは避けましょう。アレルギーなど、自分の体質や許容範囲を知ることも大切です。

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